タイトル 相続対策の基本「3つの視点で考える」 □■□ ---------------------------- 新日本税理士法人メールマガジン − 令和4年11月15日発行 − https://shinnihontax.com/ https://www.souzokuzei-soudan.jp/ --------------------------- □■□ <もくじ> ………………………………………… 池尾からのご挨拶 ………………………………………… 【相続対策大辞典】 Vol.14 節税『アパートなどの貸家を建てる』 ………………………………………… 仕事道 千本ノック<ノック85本目> ………………………………………… 皆さま、こんにちは。 夏が終わるとあっという間に秋が深まり 気がつけば冬の足音が聞こえてきます。 GO TOトラベルも再開され、人出も大変 増えてきたと感じます。 また旅行を楽しむことができるのは嬉 しいですね。 今月もどうぞ最後までお楽しみください。 ■池尾からのご挨拶 今年も残すところ1ケ月半となりました。 皆様いかがお過ごしでしょうか? 相続の生前対策についてご相談を受ける時 いつも最初に「まず初めに3つの視点で考 えましょう」とお伝えしています。 1点目は当然ながら「節税」についてです。 税金は安ければ安い方が良いというのは 皆様共通して思われるところです。 2点目は「納税資金の確保」です。 相続税の納税資金は確保できているのか? 相続財産が不動産に偏っていないか? 生命保険を利用できないだろうか?等を 検討しておく必要があります。 最後の3点目は「争族防止」です。 実はこれが一番大切なことかもしれません。 いくらお金があっても家族や親族間で争っ ている状態では決して幸せだとは言えない でしょうし、故人もつらいことでしょう。 遺言書が有効な解決方法ですが、遺言書が あれば完璧というわけではありません。 お客様一人ひとりの状況をお伺いしながら、 お客様に寄り添ったご提案が出来ればと 常々考えています。 代表社員 池尾彰彦 ■【相続対策大辞典】 相続税の対策には、次にあげる3つの柱が あります。 「節税対策」「納税資金の確保」そして 「争続防止」。 その対策の具体例を毎回ひとつずつご紹介 して参ります。 Vol.14 節税『アパートなどの貸家を建てる』 なぜ相続税対策のために賃貸マンションや 賃貸ビルを建てるのでしょうか。 相続財産の評価額は「その財産の取得の時 における時価による(相続税法第22条)」 と定められています。 ところが相続において不動産の評価は全て 一律ではなく、土地の使い方などにより変 わってきます。土地と建物の評価も別々に 行います。そのため節税対策として土地の 評価を下げる方法の一つとして自己所有の 土地に賃貸用建物を建てる方法があります。 <具体例> 路線価方式で評価したところ2億円の価値 のある土地(更地)があったとします。 この土地に3億円借金して3億円の建物 (マンション)を建てたとします。 するとまず土地は「貸家建付地(※1)」 という評価になり更地価格の82%、即ち 1億6400万円の評価額になります(※2)。 また建物は固定資産評価額を基に「貸家」 としての評価を行います。これがおおよそ ですが1億500万円程度の価額になります。 合計すると土地(1億6400万円)+建物 (1億500万円)−借入金(3億円)= △3100万円となり更地2億円に比べ大幅に 評価額を下げることができます。 これが賃貸用建物を建てることによる 節税方法の概要です。 相続税の節税対策として有効ですが、 その後は不動産オーナーとしての業務も 発生します。相続後のことも踏まえて専門 家へご相談することをおすすめいたします。 ※1 貸家建付地 自己所有の土地に自分で賃貸用の建物を 建て、第三者に貸している場合の土地のこと ※2 自用地評価額が2億円、借地権割合が60%、 借家権割合が30%、賃貸割合が100%の場合の 評価額 2億円×(1−60%×30%×100%) =1億6400万円 当社でも相続税の生前対策についてご相談 を承っております。 相談までの流れや業務内容については相続税 ホームページをご覧ください。 □ 新日本税理士法人 相続税ホームページ https://souzokuzei-soudan.jp/ ■仕事道 千本ノック 当社代表 池尾が日常の中での気づきを 綴って参ります。 意外と日常の何気ないシーンに、ビジネ スでのヒントになるエッセンスが隠され ているものです。 <ノック85本目> 「インプット・アウトプット」 仕事とは「付加価値の創造」と定義付け られます。 「付加価値の創造」とは要はアウトプットです。 アウトプットはインプットなしではあり得ません。 より幅広い、奥行きのある、そして良質の アウトプットを実現するためにはより幅広い、 奥行きのある、そして良質のインプットが 必要不可欠です。 ここでいうインプットとは座学ももちろん そうですし、人の話に耳を傾ける、上司や 先輩の真似をする、情報を収集する、とことん 考え抜く等、様々な形があります。 仕事を続ける限りインプットを常に意識する 必要があります。 https://shinnihontax.com/mailmagazine/?num=20221014 ノック86本目へ続く。 ------------------------ Zoomを使用したオンラインでのご相談も実施中。 私たちは不動産の税務、相続に強い税理士法人です。 ■新日本税理士法人ホームページ https://shinnihontax.com/ □相続税専門サイト https://www.souzokuzei-soudan.jp/ 配信先の変更は以下よりお手続きください。 このような形でのご案内が不要でしたら 以下よりお手続きください。 □■━━━━━━━━━━━━━━ 新日本税理士法人 メールマガジン発行部 毎月15日発行 メール info@shinnihontax.com webサイト https://shinnihontax.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━■□